総予算の出し方
家を建てる際、何にどれくらい支払うのか気になりませんか?
家づくりの費用は、大きくわけて「土地購入にかかる費用」と、
「建物購入にかかる費用」の2つになります。
土地と建物にかける費用や割合は、選ぶエリアや建物の大きさなどによっても大きく変わってきますが、ここでは、基本的な総予算の考え方についてご紹介いたします。
土地購入にかかる費用
土地購入にかかる費用は上記グラフのように、土地代以外にも下記諸費用が発生します。
〇仲介手数料:土地代×3%+6万円。
〇諸経費:印紙代、登記費用、ローン手数料など。
以上のように土地代とは別に、目安として土地代×8~10%程度の諸費用が必要になります。
選ぶ土地によっては、建物購入費用に影響する工事(地盤補強・擁壁工事・インフラ整備など)が必要になる場合があるため、慎重に選びましょう。
土地購入検討の際は、プロの視点からサポートさせて頂きますので、お気軽にご相談ください♪
建物購入にかかる費用
建物購入に関しても、上記グラフのような費用が必要になります。
各項目が占める大まかな割合は、下記の通りです。
〇本体工事費:全体の70~80%
・一般的な「坪単価」で表記されている、
下記付帯工事以外の建物本体にかかる工事内容
〇付帯工事費:全体の15~20%(会社によって内容が異なります)
・基礎補強工事費(地盤が軟弱な時は、地盤改良や杭工事が必要)
・擁壁工事費(敷地に高低差がある場合)
・インフラ工事費(電気や水道を道路から敷地内に引き込む工事)
・照明器具、エアコン、カーテン等の費用
・外構及び造園工事費(門、塀、カーポート、植栽等)
・解体工事費(土地に解体が必要となる建物等がある場合)
〇諸費用:全体の5~10%
・ローン登記費用
(ローン事務手数料・保証料、団信保険料、登記手数料等)
・調査及びその他費用
(敷地調査費、地盤調査費、印紙税、不動産取得税、引っ越し代、 水道加入金、火災保険料等)
以上のように、総予算=土地購入にかかる費用+建物購入にかかる費用、となります。
今回は、総予算が5,000万円と想定し、ざっくりと計算してみます。
(※全て税別表記です。また、土地は非課税となります。)
総予算:5,000万
土地購入にかかる費用(2,000万)
⇒土地1,800万(坪72万×25坪程度)+諸費用200万
建物購入にかかる費用(3,000万)
⇒建物2,400万(坪80万×30坪程度)+付帯工事費450万+諸費用150万
※条件によって変わってきますが、大まかな予算イメージとしてご参考にしてください。
総予算+αとして、設計事務所へ依頼する場合は、別途設計料がかかること、
家具(ソファ、机、椅子等)や家電製品(テレビ、冷蔵庫、洗濯機等)などの購入資金も別途必要になってきます。
正しい総予算+αを把握して、無理のない資金計画を立てましょう!
※詳しくは「無理のない資金計画」のコラムをご覧ください。
2022年9月8日更新